あとがき 〜もしくは。なぜなに開会式
なぜなに開会式
おはようございます、魔術学校初等部の皆さん。
突然ですが、これから皆さんには闘いあってもらいます。
さあ、楽しいバトルゲームの始まりです!
……あ、ちょ、こわがらせちゃった?
泣かないで、ネ、ネ? 先生がわるかったから、ごめんね、ネ?
コホン。
え〜、本日はお日柄もよく、かねてからのお知らせのとおり「魔法競技会」を行います。
これから日頃の鍛錬で身につけたスキルを、互いにぶつけ合うことになりますが、大丈夫。安心してください。先生方が皆さんの安全を、十二分に見守っています。
しかし、危険なことに変わりありません。
相手を思いあって、楽しく競い合ってください。
え〜と…なにか今のうちの質問は……
- 「ウォール」は他の人に使えますか?
ハイ、いまもかわいい mk.MOMOさん。
魔術教本にはなんと書かれていますか?
そうですね、ハッキリとは書かれていませんね。
結果からいうと、「ショット」と同じように他人に使えます。
「シールド」の設置もできます。
できますが、「スキル」が迷ってあなたの元へ帰ってこないかもしれません。
しかし他人を助けたい、守りたい、その気持ちはとても尊いものです。
大事にしてくださいね〜。
- 勝利ポイントは「攻撃のみ」ですか?
マジカルEMさん、やる気満々ですね〜♪
その通りです。
点数になるのは、攻撃によって相手のシールドを消した場合のみ、です。
防御や奪ったマナは点数に加算されません。
しかし、見事な魔法やかわいい変身シーンには、先生が心の芸術点をつけていますヨ♪
それでは皆さん?
仲良く、怪我なく、楽しい競技会にしましょう!
あとがき
本作「ダブルスペル」は8作目となるゲームです。
「タイムラインへ置いたカードが時限式に発動する、バトルカードゲーム。 攻撃に置くか…防御に置くか…のジレンマ」
シンプルなルールだけど、困ったことにプレイ・イメージが想像できない…。(^_^;
そもそも「タイムライン上をカードが移動する」というのがPC向き。
いちいち、めんどくさそうだ。
「アナログでやることじゃないだろw」
笑われながら「だよなぁ〜w」(笑)
だいたい類似するシステムを見たことがないし、やったことがない。
だからこそ、やってみたい、作りたい…が。
「面白いのか…?」
ゲームをデザインする場合、おぼろげに定石を想定して、強弱やオジャマを考えつつ、面白いポイントを肉付けしていく。
しかし攻防がシンプルすぎて、速攻殴り合いの千日手しか思い浮かばない。
タイムラインの使い方がキモのゲーム。
カードの強弱はプレイヤーに委ねられるし、カード枚数も、オジャマも想定しにくい…。
とにかく、やってみないと分からないだらけで、あれこれ想定・懸念だけがグルグル回る。
あ。コレ、真面目に調整したら、何年たっても完成しないヤツだ…。
ゆえに調整を放り投げ、「コンセプト」ゲームとしてリリースしよう。
終始、霞をつかむような気持ちでアイデアから一年…。
いよいよテストプレイをしてみると、調整・手直しを感じらない出来上がり。これなら「コンセプト」の文字を消してもいいか。
プレイヤーの感想を聞きつつ、「元プロだもん♪」とドヤ顔してみる。
でもね、「なんで?」で頭がいっぱいだったよ。(笑)
★ ★ ★
アイデアの元は「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」。
劇中の「二重詠唱は口を複数作れる魔物だけ」という台詞に…。
「なるほど。しかしそうだろうか?」
で、時限式詠唱を思いついたってワケ。
まぁ、これだと詠唱短縮にならないけど、意味がないワケじゃない。
「無職転生」の「魔法で冷たい空気をいっぱいに送り込んで大雨を降らせる」って理屈がけっこう好き。
別々の魔法を組み合わせるとより強力に、または別の現象を引き起こせる。
たとえば大量の空気を圧縮して爆発力を高めるジェットエンジンの理屈。まるで火魔法と風魔法の組み合わせのようだよね。
錬金術式科学の納得力。
「遅延魔術」という理屈設定となったワケ。
当初ルールでは、攻撃系でも防御系でも、魔法カードを攻撃で使えば攻撃力を倍加できるルールだった。
でもゲームとしてカードの役割・使い方が混沌としちゃって把握しにくい…。
なもんで「攻撃系のみ」に変更したンだけど…「遅延魔術」の特徴がなくなっちゃったネ♪
マナカードの「属性」にあまり意味がないのも「遅延魔術」の理屈ね。
魔法カードをマナ属性縛りにするとゲーム性がよくないので、コッチはそのまま。
それに、「理屈」を考えるのもゲームの面白さだと思うんだよね。
「風のマナで火の勢いを倍加!」「火で水を水蒸気に変えて物凄い圧力に!」…なんて。
不条理なカードの組み合わせに理屈をつけて、イマジネーション遊びもいとおかし♪
★ ★ ★
【アバターカード ver.裏・負け】について


「アバターカードの裏を、服が破けたダメージ絵にして、負けたら裏返す」
テストプレイでの提案を反映してみたカードです。
それは面白い…しかし問題が。
実はテキトーに生成したので、イメージもなくAI任せ。
なもんで、「服が破けている」呪文を加えるとキャラやら服やらが別モンになっちゃったり…。
最初から想定して作らないとダメだね。(^_^;
ワリとマシな絵で作って、お茶を濁してみました。(笑)
お好みで使ってください。m(_ _)m
【カードを裏にしてスコアへ置く】
これもテストプレイでの提案。
難易度が上がる、調整がタイヘン、「支援」もしにくかろうと、却下。
「詠唱のときに魔法陣が浮かぶからバレバレなんだよ〜」
アニメ魔法的イメージで納得してもらったw
まあ、ルールブックからの意見(テストプレイ前)で、プレイ後にはいわれなかったので、現状で問題なかったのだと思う。
ゲーム性としてはアリかも…とも思うので、興味ある人はやってみるのもいいかもね。
ルールを自由にイジれるのも、アナログ・ゲームの魅力だよ♪
★ ★ ★
さて。
瓢箪から駒のようにできあがっちゃった本ゲーム。
貯めた魔法がどっかーーんっ!と気持ちイイ♪
計略を練るのが大好きな人におススメ♪
「コンセプト」を取り去ってのリリースです。
もし、楽しんでいただけたら幸い。
なにかあれば、<Twitter> まで。
ではみなさん、Happy chanting!





お知らせ
拙作 『みみっく★ぱにっく』 を、秋葉原のレンタルショーケースにて、少量販売しています。
ご興味ありましたら、よろしくお願いします。m(_ _)m
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